講談社週刊世界百不思議再現劇場/東洲斎写楽、その正体はアート集団だった。                                                  

ゴッホ、マネやドガといった印象派に影響を与え、レンブラント、ベラスケスと並ぶ三大肖像画家と激賞された東洲斎写楽の絵は当時の年棒1000両(4000万円)クラスの役者からは不評だった。ときには滑稽と思えるほど被写体の表情を強烈に表現し、演じる役者の決意や戸惑いといった心のひだまで描かれている。江戸の歌舞伎や相撲を見て、それを2日で1作品に仕上げ、10か月で140点以上の作品を残し姿を消した謎の浮世絵師は、このようにアート集団、制作プロダクトではなかったのか。